歯科医院を開業するにあたっての流れ

歯科医院を開業するにあたり、一番大事なのは基本計画にあたる部分です。診療方針、形態など様々なものが存在し、どのような歯科医院を目指していくのかを一番最初に決めておかないことには開業する場所や機材など用意すべきものが変わり、開業資金にも影響を与えます。歯科医院はなんとかなるものではなく、しっかりした事業プランがあって初めて成立するものです。歯科衛生士などの人材の部分を検討することも大事ですが、土台の部分がぐらついていては意味がありません。レイアウトや内装工事など、費用面に関する問題も重くのしかかり、融資の問題にも頭を悩まさなければなりません。そのためにも、基本計画をきっちりと考えておくことが歯科医院の成功を大きく左右させることになっていきます。

単純には決められない歯科医院の基本計画

歯科医院はどこも同じではなく、性質が違うことがあります。例えば、専門的な技術、最新鋭の治療を専門的に扱うなど技量の高い歯科医師を目指す場合、子供からお年寄りまで幅広く受け入れる歯科医師を目指す場合などです。このどちらかを選ぶだけで、用意する機材や歯科医院を構える場所などが変わってきます。他にも、小児歯科や矯正歯科などに力を入れる、予約制を基本にはするが夜間まで行い、緊急の患者を受け入れるなど具体的なこともこの段階で決めておくとそこまで含めての戦略的な対応をしていくことができます。テナントビルなのか、自宅と兼用なのか、元々歯科医院があったところを居抜きで使うのかなども大事な項目です。こうしたことからもわかるように、ただ単に歯科医院を始めるといってもやるべきことは山積しています。

最近厳しくなっている融資に関する対策

自己資金ですべてを賄うには無理があるため、銀行などに融資をお願いすることになります。その際に、収支計画、返済計画を立案し、事業計画書としてこれを銀行に提出します。ただ、最近は歯科医院に対しての融資が厳しくなっている傾向があり、どんぶり勘定のような雑なものでは銀行はなかなか融資のOKサインを出すということはありません。担保や保証人も必要となるため、担保となるべきもの、保証人探しなども同時に行う必要があります。また、融資がうまくいくようにするため、専門家に判断を仰ぐことも大切です。第三者に厳しくチェックしてもらい、極めて正確に、具体的な数字、行動を示すことができれば、融資も受けやすくなります。1つの歯科医院を開業するためにかなりの準備とお金がかかることが一目瞭然です。