歯科医院を開業する為に必要な資金

歯科医院の開業でどれだけの費用がかかるかはどのような歯科医院を目指していくかにかかっています。新築物件を選ぶ場合や内装工事、治療に必要な機材など多くのものがかかりますが、例えば、中古物件にする、中古の機材を使う、居抜き物件にするということで切り詰めることも可能です。ただ、値段を切り詰めるという作業はあくまで基本方針が決まってからの話であり、最初から値段を切り詰めることありきで検討することは意味がなく、失敗に終わる可能性を単に高めるだけです。開業の際に考えておきたいことは、どのような歯科医院を目指すかであり、その中でどのような方法で理想像を作り出すことができるのかということを考えることが重要となっていきます。費用面はそのあとになります。

開業するために家一軒ほどのお金がかかる

開業において、設備投資として必要となる資金は3500万円ほどと言われています。最もかかるのは歯科医院の内装や外装に関する工事で、次に医療機器、そのあとに開業場所に関する費用、広告費などが続きます。あくまでスタンダードな値段設定であり、機材にお金をかけたり、高級感を出すために内装をこだわったりした場合には一気に費用がかかるようになります。そして、忘れてはならないのが運転資金です。保険診療の収入は治療後2カ月を経過してもらうことができます。つまり、それまでは収入を手にすることができません。また、すぐに人が押し寄せるような展開も見込めないため、運転資金として歯科衛生士の給料などをある程度覚悟しておき、1000万円ほどは見込んでおくことが大切で、そうなるとトータル5000万円近いお金が必要となります。

自己資金は必要となる資金の2割ほど用意する

これらすべてのお金を自己資金で賄うのは大変で、ある程度は融資を受けることになります。一般的な融資の例としては必要となる資金の2割ほどであり、5000万円ほどかかる場合にはその2割、1000万円の自己資金が必要となることがわかります。4000万円を融資してもらうことになるため、それをどのように返済していくか、事前に決めておくことが大切で、それらの計画が不十分だと融資を断られてしまいます。以前より歯科医師は増え、人口は減っている状態で、勝算がある状態で歯科医院を開業することが求められる時代となりました。自己資金の比率を上げればリスクは減らせますが、値切ることや居抜き物件の活用で内装工事の費用を切り詰めるということも検討する必要があります。常日頃からどうすれば安く歯科医院を開業できるのか、研究するというのも大切です。