歯科医院を開業する為のノウハウ

歯科医院開業にあたり、その心構えをまずは強く持つことが重要です。診療報酬の改定問題や患者の減少などは歯科医院を開業するに際して頭の片隅に入れておかねばならない問題です。そして、病院としての受け皿は少なく、遅かれ早かれ、歯科医院の開業はしなくてはならない状況となっています。開業するには覚悟が必要で、資金面の問題もそうですが、周囲の協力や自らの決断、頼れる専門家の存在などがいるかどうかも大きく左右します。こうしたことを踏まえつつ、基本計画を策定し、融資が得られるよう、しっかりした計画を立てていくことが求められます。協力、決断などがないとこれらのことはうまくいかず、それをチェックする専門家がいるかいないかも重要となってくることがわかります。

開業のスケジュールは2年前から始まっている

開業する場合、自己資金というものが必要になり、設備投資や運転資金トータルで必要なものの2割ほどを自己資金として用意しなければなりません。だいたい1000万円ほどとも言われており、これらの資金をすぐに貯金するのはいくらなんでも無理があります。そのため、2年ほど前からこうした自己資金を貯金しておくことが必要となります。もちろん、歯科医院の開業では家族の協力や基本的な歯科医院のイメージ、開業場所の選定などが必要です。これを1年ほどかけて行っていくことが大切です。開業の半年前までに融資の準備や行動計画の策定、場所の確保などの準備を重ね、内装工事などに入った段階で医療機器の購入やスタッフの教育などを同時並行で行っていき、広告などを出して、晴れて開業となります。

開業の効果は実は長く存在することに

通常、店を出した場合、その開業効果はかなり限られ、半年程度と言われていますが、歯科医院の場合は3年もその効果が期待できると言われています。逆にいえば、この3年間で患者をがっちりとつかみ、口コミで患者を紹介してもらえるような状態にもっていくことが大切で、この3年が勝負となります。返済計画においても、3年後をしっかりと予測したうえで計画を立てていくということが大切です。3年後に無理な返済計画になっていれば確実に経営は傾いてしまいます。もしくは家族を駆り出して、返済に協力してもらうこともしていかざるをえません。そうならないためにも開業後3年は休み返上で頑張っていく必要があり、ここさえ乗り切れば順調に経営していくことができます。初心を忘れず、1日1日を過ごしていき、着実に経験を重ねることが活きてくるようになります。